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樛の杜

まがる・うねるの杜

・もう金曜・

月曜日が祝日だっただけに 既に金曜と言う感じだ
珍しくまぁ火曜は出たのだが

台風で外に行けず 家の中にいたので
昨日は最近 たまに読んでいる

ナショナル・グラフィックを読んでいた

・クレオパトラ・の話

結構 興味深かったので

実際に存在している女性ではあるが
銅像やまだ 墓跡は見つかっていないらしいな

銅像はあれこれそうだと言われているが
どれも本物だと言う決め手はないらしい

それに クレオパトラは世界三大美女に選ばれているが
容姿事態はそれ程 美人ではなかったらしいな

何でもまぁ もう亡くなってしまった人のことなので
らしいとつくのが笑えるが

彼女の魅力はやはりその会話術と巧みに
男性の心を捉える 何かかがあったとは書かれている

後は 声が甘味な物だったとも
俺的には声フェチなので 唯一

当時 いたのなら魅了されていたかもしれない

亡くなった時に墓を作っておいたらしいが
愛人だった相手を 一緒に埋めてもらう為に

色々と死ぬ前から計画していたらしいな

まぁ ローマにのっとられるくらいならと
愛する人がなくなり 自分の元に運ばれて着たのを

確認してから霊廟に篭り
毒蛇に腕を噛ませての自殺

情熱的な人物だったのだろうかと思う
当時まだ三十代だった

儚い 一生だな

エジプトでは 死の世界は今の現世よりも
よりいい世界に行けるという事になっている

その為に 死後の世界でも沢山 裕福に暮らせるようにと
霊廟にはその世界が壁に描かれていたり

棺の中にも描かれているそうだ
それは実際に昨年の春にやっていた

エジプト展で見て来た

ミイラの技術は素晴らしいもので
なんとも凄いと思う

素晴らしいと表現するのはおかしいのかも知れないが
本当に瞼を開けるのではないかと

思われる程に鮮明なしわの一つまで残っている
それをあの時代に出来ていたことが

凄いと思う

そして永遠の肉体を取っておくことが・・・

俺なら死んだら灰になって
大地に還る事の方が 地球の一部になれた気がして心地いいが

肉体を残しておくなど
それは魂の開放にならない気がして

賛同は出来ないが それも富と名誉の象徴だったのだから
仕方ないか・・・

王族 貴族 皇室 色々な物があるが
大抵の富と名誉 そして名声は

賢い者には 素晴らしいものを齎すが
堕落の道も裏側には必ず 存在しているので

どうなのだろうと考えるが・・・

クレオパトラは今も世界で名を知らないものがいない

世界で名前を知らぬ人がいないと言う人物に
後になる 人間とはどんな人なのだろうと

生い立ちを追いたくなるなと思う

何でも 最初を知るのが好きだ
そして それを解明して行くのが

研究職に向いていたのかもな
分からない事への追求

それは本当に自己満足の世界である
絵画を描くのに似ているのかもしれない

さて 明日からまた休日

どう過ごされるのかは自分次第

たまには一日中 読書をするのも
楽しいのかもしれない

そう思っても何時も それは出来ないのだけれどな

時間は作るものだとは思うが
それが配分できたら

体が三個 欲しいとは思ってはいないだろう

では 金曜日を乗り切ろう

・樛・
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